RPAツールの決定版!WinActorの紹介と活用に向けたコツについてまとめてみた

スポンサーリンク
仕事

近年働き方改革が盛り上がりとともに注目されているのが、RPA(Robotic Process Automation)。
すっかりバズワードとしても定着してきました。
既にいくつものツールが出回っており、私自身も何種類かのツールに触れてますが、
今回はその中でも認知度の高い「WinActor」についてまとめてみました。

スポンサーリンク

RPA(Robotic Process Automation)とは

念のためその定義について触れておきます。

RPA(Robotic Process Automation)とは、ルールエンジン、機械学習、人工知能などを活用し、ホワイトカラー業務を効率化・自動化する仕組みのことです。

別名では仮想知的労働者(Digital labor)とも呼ばれてます。

RPAのマーケットは、2020年には5,000億円に達するとの試算もあるくらいの働き方改革関連では有望の領域なんです!

RPAはブーム?

最近はすっかり働き方改革の救世主のように注目されてますが、そもそもの背景を纏めてみました。

① 労働力人口の減少と少子高齢化社会の到来

参考までに、日本の人口のピークは2008年12月末頃で1億2,810万人でしたが、2016年1月には1億2,682万人と8年間で約128万人も減ってしまいました。

更に労働力人口は1,998年12月末の6,793万人をピークに2015年には6,598万人と約200万人も減少し、確実に働ける人間がどんどん減ってきてしまってるのです。

② 長時間労働慣行の是正に向けて

昨年から注目されている働き方改革を背景に働ける人間はどんどん減ってきている現状の中で、働いてよい時間もどんどん減ってきているような状況があります。

最近はメンタルヘルスやワークライフバランスということで、有休消化率も47.6%(2014年厚労省より)から上げていく必要もあります。

 

このような背景より、仕事の質を上げて生産性の向上とイノベーションの実現を果たすためのツールとしてRPAが注目されているのですね!

今後はヒトは企画の立案などのよりクリエイティブな仕事に注力し、実際の作業はロボットでなければ追いつかなくなる時代が間違いなく到来します。 

そのためRPAは一時的なブームで終わるのではなく、特に地方でのホワイトカラー業務の改善に役立つツールになるのではと考えてます。

 



RPAが得意とする業務は

一般的にRPAが得意とするのは、以下のような業務といわれてます。

① 情報が電子化(構造化・正規化)されているもの

確かにPC上で稼働するので、紙の情報は流石に触れないですよね…

勿論それを実現するためにOCRという技術もあります!

② 定常的に発生するもの(大量の反復を伴うもの)

確かに、年に一回あるかないかの業務を自動化させても仕方ないですよね…

③ 処理方針や判断ルールが明確なもの

RPAは人の判断が常に伴う作業は苦手なんです…

 

これだけだとマクロで十分では?と思いますが、マクロでは異なるシステム間をまたいだ作業の自動化は対応できず、また作った本人でないとどのような処理をしているかがわからないので、ある日突然その担当者がいなくなると、誰も対応できなくなるリスクがあります。

 

ただし、全てをロボットでの自動化を目指すと必ずどこかしらで無理が生じます。そこで、人とロボットの役割分担を上手くする必要があります。

※人の作業をロボットがサポートするイメージですね!

WinActorとは

WinActorは2010年にNTT研究所で生まれた純国産RPAソリューションです。

その特徴は、Excel、ブラウザ、個別の業務システムなど、Windows端末から操作可能なあらゆるアプリケーションの操作をシナリオとして登録し、PC操作を自動化します。

※ちなみにWinActorでは、作成するロボットのことをシナリオと呼びます。

 

 

初心者でもプロ並み映画やスライドショーを素早く作れるような多機能付きの動画ソフトMovavi Video Suite

シナリオ作成の流れ

一番の特徴としては、従来のプログラミング等の特別な知識が無くても

簡単にシナリオ作成ができます!その特徴としては

① シナリオ自動記録

業務操作をWinActorが学習し、シナリオのひな型を作成します。

② シナリオ編集

GUI操作でシナリオの動作条件を編集します。実は慣れてくると、殆ど自動記録ではなくノードやライブラリにあるパーツでシナリオ作成します。

③ シナリオ実行

業務操作をWinActorが自動で正確に再現します。

シナリオの編集

フローチャート画面上でのドラッグ&ドロップ、クリック操作で編集が可能です。

WinActorの導入効果

① 定型作業にかかる稼働時間・コストを大幅削減!!

●Before

定型作業に時間を要し、他の業務へ時間を当てられない…

業務繁忙期に臨時職員を雇うのが大変…

●After

大量のデータ投入、転機作業等の定型業務は得意中の得意!

定型作業はWinActorに任せて、職員の方は他作業に集中できます!!

② 誤入力等の事務ミスを防止!!

before

誤入力、チェック漏れ、事務ミスが多い…

ミスの影響調査や改善、報告の時間が勿体ない…

after

ロボットはヒトに比べて柔軟な対応をするという点では劣ります。

しかし人間と比べて疲れないし、ミスをしません!!(365日24時間ミスなく働き続けます!)

③ システム改修費用・リスクを抑えることができる!!

●before

既存のシステムに改修など手を加えたくない…

●after

WinActorの導入では基本的に人が行っている作業がロボットに置き換わるだけなので、既存のシステムに改修を加える必要がありません。

また業務フローが変わってもWinActorであればシナリオ変更が自社でできるので無駄な経費が発生しません。

 

 

今回はRPA(WinActor)の概要ばかりになってしまったので、次回はWinAtorでのシナリオ作成の仕方や特徴について説明させていただきますね!



コメント

  1. […] 前回RPAツールの「WinActor」についてご紹介しましたが、つい先日メジャーバージョンアップがされたので早速触れてみました。 […]

タイトルとURLをコピーしました