桜もそろそろ終わりそうな今日この頃、田舎から母が上京しており、どこか散策へ出かけようということになりました。
東京タワー近くのお寺の増上寺(ぞうじょうじ)
そこで東京タワー方面へ出かけることにしました。
都営三田線の御成門駅で降り、東京タワー方面へ歩いていると、増上寺で何か催しをやっているようで寄ってみることにしました。
東京タワーの近くに大きなお寺があるのは知っていました。
東京タワーには何度か来たことがありますが、増上寺に来るのは今回が初めてでした。
増上寺は勝運や仕事運アップのお寺として人気
増上寺の門の中に入るとまず目に飛び込んでくるのは東京タワーを背景にした増上寺の本堂。
この景色は圧巻でした。
散りかけた桜もまだ少し咲いており、素敵な景色が見られました。
増上寺は、徳川将軍家と深いゆかりを持っているそうです。
徳川家康公は、御本尊を深く信仰し、常に拝んでいました。数々の勝利と天下統一を果たしたのは、この御本尊のおかげとも言われています。
そのため、増上寺は「勝運」や「仕事運」がアップするパワースポットとして人気が高いそうです。
また、増上寺には、家康によって名付けられた黒本尊が奉納されていました。
その由来は長い年月の香煙をまとっていたことから黒ずんでいること、人々の災難を一心に受け止めたことにより御躰が黒くなったと言われています。
黒本尊が奉納されている場所では、勝守りや御朱印をいただくことができます。
勝守りには色々なデザインがあり、私たちは華やかなデザインのお守りを買い、甥っ子にはストラップタイプのお守りを買いました。
その日は特別な日だったようで本堂の中はお花でいっぱい飾られていました。
増上寺のイベント「花まつり」って何?
行った日は偶然ですが、4月8日は「はなまつり」の日でした。
「はなまつり」とは仏教の開祖であるお釈迦様の誕生をお祝いする行事だそうで、お釈迦様の誕生されたことを祝う日として、仏教寺院で行われる行事の中で最も華やかなお祭りだそうです。
お生まれになったお釈迦様はその場で7歩お歩きになり、天と地を指さして「天上天下唯我独尊」と仰いました。「今こうして受けたこの命はみなそれぞれ尊く、素晴らしいものだ」とお説きになられたのです。
などなどと詳しく書かれた説明の紙をいただきました。
本堂に入ると、たくさんのお花で飾られたお釈迦様が祭られていました。
そのお釈迦様に柄杓で甘茶をたくさんおかけました。
そのあと、私たちも甘茶をいただきました。
お釈迦様にどうして甘茶をかけるの?
祭りでお釈迦様の誕生仏に灌い(そそい)だり、参拝者に振舞われる甘茶ですが、これはお釈迦様が誕生されたときの逸話に由来するそうです。
お釈迦様が誕生された時、降誕に感動した竜王が天から甘露という甘い雨が降らせ、周りの草木が一斉に花開き、それをお釈迦様の産湯にしたとされます。
その伝説にならい甘茶をかけてお祝いするそうです。
ちなみに、この花祭りで振舞われる甘茶には次のようなご利益があると言われています。
- 甘茶を飲むことで、無病息災のご利益に預かれる
- 目につけると目が良くなる
- 甘茶で墨をすって習字をすると字がうまくなる
- 甘茶の墨汁で「千早振る卯月八日は吉日よ、神下げ虫を成敗ぞする」と書いたものを玄関などに貼ると害虫が来なくなる
毎年飲みに来たくなりますね。
私たちが行った時にはメインのお祝いの行事は終わっていたようで、飾っていたお花を好きなだけ持って帰っていいですよと言われました。
なのでベコニアの鉢植えを1人1鉢ずついただいて帰りました。
大事にしたいと思います。
知らなかったとはいえ、偶然にも素敵な日にお参りできて良かったです。
またお参りに寄りたいと思います。
コメント
[…] その時の記事がこちら […]