一度は富士山に登ってみたいな。。。と思ったことないですか?私も同じように思って2年連続で登りました。
私たちはツアーには参加せず、女子だけの4人グループで登りました。初心者でしたがアラサーとアラフォーのグループでもちゃんと頂上まで行ってご来光や雲海をみてきましたよ。
一度目では分からなかったこと、一度登ったからこそ準備や服装など役立ったことが色々ありましたし、「富士山に一度も登らぬバカ、二度登るバカ」なんて言葉も身に染みて体感しました。。。
そこで私の体験談をご紹介したいと思います。
今回はお鉢巡りから下山について書きたいと思います。
前回の記事はこちら

準備編はこちら

お鉢巡りへGO!
去年は登っただけで満足して、疲れもあったので断念したのですが。。。
今年の目標はお鉢めぐりです。
お鉢巡りとは。。。
お鉢巡りが行われるようになった年代は明らかではないが、富士講が広まり、その信者が登山をした際などは既に1つの行事として行われていた。お鉢巡りと呼ばれる由来は、頂上に8つある峰(八神峰)の「八」からお八巡りとなり、形が変わりお鉢巡りとなったという説と、噴火口が「お鉢」のようであるからという2つの説がある。
本来は、八神峰を全て巡ることをお鉢巡りと呼んでいたようだが、現在は、峰に登るのが危険であるため、峰の頂上を通らずに巻く道を通って火口の周りを一周することを「お鉢巡り」という。
お鉢巡りを行うには時間に余裕があり(1周するのに1時間35分)、かつ好天候である必要があるため、富士山頂に登頂した者でも、お鉢巡りを行わない者や剣ヶ峰まで行かない者は多い。
そもそも富士山においては各登山道の終点である火口の周りを「頂上」と呼んでおり、ここに到達すれば登頂したことになるからである。
なお、お鉢巡りルートの大半は傾斜が緩いため体力を必要としないが、標高が3700m以上であるため空気が薄く、高山病にかかりいやすいので深呼吸を怠らないなど注意が必要である。
富士山山頂の火口の周りを一周するお鉢巡りは有名である。一周するのに要する標準コースタイムは1時間35分[1]。剣ヶ峰など展望ポイントや各山小屋でゆっくり休憩を取った場合や、疲労時は2時間以上かかる。お鉢巡りルート上に日本最高標高地点である剣ヶ峰がある。
最初は雲海など景色を楽しみながら・・・余裕もあったのですが。。。最初だけでした。
夜中、休みながらとはいえ徹夜で登ってるので疲労感も強かったのも理由の一つだったかもしれませんね。山小屋などの宿泊を利用すればお鉢巡りももう少し楽しめる余裕があったのかな。。。?
火口にはまだ雪が残っていました。太陽が昇ってきてるので夜中のような寒さは無かったですがそれでも風は冷たくかなり寒いです。
遠く向こうにここより高く見えるのが最高峰3776Mの剣が峰です。吉田口から登ると、ここが一番高い頂上ではないんですよね。。。
向こう側にいる人が米粒ほどに小さく見えます。。。いったいどんだけ離れてんだ。。。!?と気が遠くなりました。
ガイドブックによればお鉢は約2.5キロ1時間ぐらいで「お手軽なハイキングコース」と書いてあったのですが。。。とんでもないです。私たちは1周するのに3時間近くかかってます。。。
とはいえ、寄り道時間分も入ってまして。。。途中に郵便局があり、記念の切手やハガキなんかもあったのでそこで葉書を書いて送ったり。。。
あとはお腹が空いて休憩がてら山小屋でカップラーメン食べたりなんかもしています。富士山は頂上へ行けば行くほど物価も上がっていきます。
この何の変哲もないカップラーメンが800円もするんです!しかも頂上なのでかなり温いです。
神社もあるのでお参りをしたり、雪にも触って氷も食べてみたり。。。(お腹は大丈夫みたいでしたが綺麗ではないですね。。。)
最後の剣が峰へはかなり急こう配で鎖を伝ってでかなりの疲労でしたし、登ったり降りたり、寒いし徐々に太陽が高くなってくると日差しは強くなってくるし。。。
見どころも多かったですが、お手軽ではなかった気がします。私にはかなりハードなコースでした。もう十分・・・。もう絶対しません。。。
多分。。。
登るより辛い下山
お鉢巡りが終わって9時半に下山を開始しました。
これから午後になるにつれてどんどん暑くなってくるので、暑くなりすぎないうちに早めに降り始めたほうがいいのです。
降りる前に下山の準備が必要です。
ここでウエットティッシュが大活躍です。山小屋などでウエットティシュで砂で真っ黒の顔を拭き、日焼け止めを塗りなおし、サングラスに頭にタオルをかぶりその上から帽子。マスクを付け準備完了。それでも焼けるし、砂だらけになります。
辛い辛い下山道です。
どこまでも続くジグザグの砂利道。砂利に足をとられて転びそうになること何十回・・。
目印も道しるべも出てこない同じ景色が延々と続きます。
太陽はギラギラと照りつけて暑いし、足がだんだん痛くなるし、何度もウンザリしながら降りていきます。
なので、勢いで降りないと進めません。
今年は登山靴を新調した効果で去年よりはかなり楽でした。去年は少し歩いては休んでを繰り返し、なかなか進みませんでした。
適当な靴で下ると私のようにつま先の爪が全部内出血してしまう人もいるそうです。靴もそうですが正しい装備は大事ですね。
下山時には両手に杖があると楽そうだなと思いました。
13時10分に5合目に無事到着。去年より1時間ほど早い約4時間ほどでした。
強烈に寒かったり、暑かったり、寝てないし、すでに全身が筋肉痛が始まっていて体のアチコチが痛いしと疲れはてて食欲も無く・・・。ヘトヘトです。
でも、みんなで山頂にいけて、念願のお鉢も回れて、よかったよかった。
辛かった~。もう充分!!もう来ない!!確か去年もそう思ったはずなのに。。。
下山後のダメージ
富士山から降りてくると、全身が砂だらけ、汗でドロドロです。富士山の赤みがかった砂が全身を覆っています。
顔、首全体、鼻のなか、耳のなか、髪はバリバリ、靴は赤土色に変色し、靴の中も、靴下の中にも砂。リュックも服も砂だらけです。
できるだけ掃って、ウエットティシュで拭くけどきりが無いです・・・。日程に余裕があれば、近くの温泉付きのホテルを予約しておいて着替えなどをホテルに送っておけば良かったかもしれません。
うーん。。。でも疲労感も凄いのでとにかく早く帰りたい気持ちも強かったです。温泉とか行きたいとも考えましたが、着替えとか持って行ってないし、気力もないしで結果的に寄らなくてよかったと思います。
寄ってたら立ち上がれなかったかもしれません。。。
登山口はこれから登ろうとする人たちと降りてきた人たちで大混雑でした。
帰りが何時になるとか予想できなかったのでバスの予約もできず、新宿行きのバスはすでに予約が満杯で乗れずでした。
なので河口湖駅から鈍行で帰ることにしました。
駅の階段がかなり辛かったです。初めは車で行くことも考えましたが行かなくて正解でした。膝が笑ってしまって危ない。。。帰りは乗れなかったけど電車やバスがいいと思います。
富士山へ出かける前、家を出るときに大きなビニール袋を玄関に置いておくことをお勧めします。
帰り着くと部屋に砂が入らないように玄関で服を脱いでビニール袋へ入れて再度砂を掃ってから洗濯機へ。なんとかシャワーを浴びて、全身にバンテリンを塗りました。
しっかり寝て、起きると金縛りにあったかのように、なかなかベットから体が起こせない。。。腹筋、背筋、肺の辺り、足、腕の痛みが凄いです。そして鼻水が止まらない。。。砂を吸った影響なんでしょうか。。。
日焼けでひりひりするし、まだ砂っぽい気がする・・・。
痛い体を動かして洗濯、片付け。
そして、昨日はよくがんばったな~と思いました。
富士登山体験談まとめ
頂上までにかかった登山時間が約7時間半(1回目は9時間)混雑具合によっても変わります。
下山時間が4時間ほどで登山靴にした今回はスニーカーで行った前回より1時間半ほど早かったです。
頂上滞在時間はお鉢巡りとご来光待ちを含めて4時間ほどでした。
軽装で登ったりする方もいるようです。確かにトレーナー1枚にサンダル、斜めかけのカバンの方もいました。。。頂上まで行けたのかはわかりませんが厳しいと思いました。
確かに富士山は特別な登山のテクニックなどが必要なく、初心者でも挑戦できる山でしたがちゃんとした装備や情報は必要だなと感じました。
遠くから見る富士山の方が綺麗なのは間違いないです。でもそれも登ってみないとわからないことですよね?
是非、一度は登ってみることをお勧めします。
コメント
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